整体の基礎知識3
リンパ整体
からだには血液のようにリンパ(液)というものが流れています。リンパが流れているリンパ管は、皮膚から約5ミリぐらい下で静脈にそうように全身にはりめぐらされています。
リンパ管では血液や細胞の中の老廃物を取り込み、リンパ節という部分に運びます。
リンパ節は耳の下、首、鎖骨、わきの下、下腹部、足のつけ根、ひざの裏などにあり、ここでリンパをきれいにする浄化作用がおこなわれています。
リンパは筋肉を動かすことで流れていきますが、血液よりも流れるスピードが遅いため、こりや運動不足などで、筋肉の動きが悪くなると滞りやすくなります。
流れが滞ると、リンパの浄化作用がスムーズに働かず、余分な水分や老廃物がたまりやすくなります。
そうなると、むくみやコリ、免疫力の低下など、からだの不調の原因になります。
とくに、加齢とともに老廃物はたまりやすくなります。
リンパソフト整体の目的は、リンパがスムーズに流れるのを助けることで、水分や老廃物を排泄しやすいからだに変えることです。
リンパの流れがよくなると代謝もよくなり、太りにくい体質に改善されます。
足つぼ整体
冷え性、便秘、月経痛などは、多くの女性が抱えている悩みの一つです。こうしたからだの不調や疲れを改善し、心身ともに元気になれると最近注目されているのがリフレクソロジー足つぼです。
からだの器官や臓器に対応するポイントが足裏にあるという(足裏反射鏡)考え方で、足裏にある臓器と連係したゾーンを刺激することによって、さまざまな効果を得られるというものです。
ふだん、足の裏をじっくり見ることなんてなかなかありません。
でも、足の裏は正直です。自分では気づかない体調の変化があらわれます。
足裏の色、角質、温度などは、健康のバロメーターなのです。
例えば、足裏がピンクなら心身の健康状態は良好といえます。
白っぽい場合はエネルギー不足、黄色いときは過労ぎみ、紫なら血行不良、赤いときは緊張・興奮状態か、臓器のバランスが崩れている可能性があります。
リフレクソロジーの理論では、足裏には全身の器官や臓器と対応したゾーンがあるとされています。足裏のスポットを刺激することで血液やリンパの流れが促され、体温を上昇させたり老廃物の排出を促進するので、臓器の機能低下が改善されます。
リラックス効果によってぐっすり眠れるようになる、目の疲れがとれる、肩こりや腰痛が軽くなる、胃腸が活発に動き出すなどの効果も期待できます。