EQセミナー(こころの時代)
人材育成・EQセミナー
みなさま、「惻隠の心(EQ)」をご存知ですか。
古来から日本人には、人をいつくしみ助け合う心が自然に備わってきました。この「惻隠の心」は、
遠く鎌倉時代に中国から伝わった儒教の教えがもととなり、日本文化と昇華して日本人の心の
奥深くで育まれてきました。
「惻隠の心」は、相手に対する慈愛の心です。相手の立場に立ってものごとを考えることで、人を
いつくしむ気持ちが自然に心情に結びつき心の動きとして現われてくるものです。
人間にはもともと一定の精神の形が必要です。ベクトルのようなものでこの座標軸がないとどこに
心を置いていいのか分らなくなります。日本人のそのベクトルの基となった武士階級の行動規範で
ある武士道は日本人全体の行動規範となっていき、やがて座標軸となっていきました。
「潔さ。ひるまない心。厳然と損得を越えても行動する日本人の精神の輝き。」これらは古来日本
人の「武士道」の中で惇信の美徳として育まれ、その中で礼儀を「美に対する絶えざる探求」と捉え
「優雅なる作法には力の予備と蓄積をもたらす」と説きました。
しかし今日、このような日本古来の“損な役回りを引き受けても相手を尊ぶ心”など人のことを思い
やる慈悲の心は少しずつ失われ、大事にされなくなり、また、それを教える人もいなくなりました。
それは、欧米から観れば、自分たちが真似ようとしても真似ることが出来ない羨むほどの「惻隠の
心」をそなえたすばらしい文化でした。
今、私たちは便利さや豊かさと引き換えに、その大切なものを失いつつあります。
「惻隠の心」は社会生活を送る際にも、家庭生活を過ごす際にも日本人のすべて心の根幹にあって、
私たちを大きく包みこんでくれています。
私たち人材育成(クラブ)では、研修の中でその日本人の心の中に深く眠っている「惻隠の心」を
もう一度呼び起こしたいのです。そしてそれを仕事や社会、家庭に生かしてくれる人々を一人でも
多く育くみ、共に歩んでいきたいのです。
『企業は人なり』人材育成担当の皆様、人材育成・EQセミナーを通して"21世紀に向けての御社の
人財づくり"をおこなっていきませんか